2017年8月16日水曜日

数乱digit/弐藤光

西山宏太朗さん演じる
弐藤光のネタバレ感想です。


-----☆★☆-----


お伽話の王子様は、
悪い奴を倒すために居るんじゃなくて、
お姫様を守る為に居るんですから。


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弐の数字を持つ弐藤家。
彼の家は数家の中でも序列は低く、
所属も生徒会ではなく数研の為、
学校でも扱いはヒドイものだった。

それでも持ち前の明るい性格で、
生徒会からあぶれた
序列下位のメンバーを集め
数研を作ってみんなをまとめたりと、
アクティブな男の子。
その反面手芸が得意で、
数研だけでなく手芸部にも所属して居る。

小さい頃から、
母と兄にお伽話を読んでもらっていた事から、
ヒーローよりも王子様への
憧れの強い高校一年生。

でもきっと始めは、
王子様の格好良さに
憧れていたに過ぎなかった。
彼女と出会う前は。

だって、その証拠に、
数乱戦が始まる前から、
生徒会長を倒したらカッコいいからと、
事あるごとに生徒会長に挑んでいたのだから。

彼が倒したいと願う生徒会長は、
壱園家の人間で、
もう何百年もの間、
壱園家は数家の序列最上位で、
数家を取りまとめる梵の座についていた。

彼の祖父は梵学園の理事長を務め、
国内で最も権力のある家。
その家の当主を継ぐべく
育てられた生徒会長は、
全てに秀でていて、その強さは圧倒的だった。

だから本当は嬉しかった。
彼女が現れて数乱戦が始まった事が。
序列なんて興味はないけど、
どうしても生徒会長には勝ちたかったから。


そうして只管に生徒会長に挑む彼。

一方、突然転入してきた彼女は、
何も知らないまま数乱戦に巻き込まれた。
気性が荒く、学園内でも
暴力を振るっていた伍代を止めた事から、
挑まれた数乱戦。
訳のわからないまま
戦う事になった彼女の元へ
颯爽と現れたのが彼たった。
まるでお姫様を助ける王子様のように。

そうして彼により数家や数乱戦、
左手の甲の刻印数の事、
零崎家が絶滅している事などを
教えられた彼女は、
彼のいる数研へと加入。

数乱戦についてなんとなく理解した彼女に、
戦う意思など当然ないのだが、
無関心で無気力に見えて、
誰かが困っていると放置出来ない性分なのか、
自らの争いごとに首を突っ込んでは、
伍代とやり合う事に。

そうして誰かの為と刀を振るう彼女に、
まるで何かが味方するかのように
奥底から力が湧き上がり、
序列最下位の彼女は伍代を倒してしまった。
更にはその後、何度伍代と戦っても、
伍代が彼女に勝利することはなかった。

そんな彼女の姿に憧れた。
ただ生徒会長に勝ちたいと
戦う自分にはない強さに。
だって彼女はいつだって
誰かの為に戦っているから。
ただ誰かを守りたいと。


彼女に対し、そんな想いを抱き始めた頃、
参河が荒れ始めた。
元々男嫌いで有名だったが、
女を傷つけた男を見つけては、
派手に制裁を加えるようになっていた。

その様子を心配そうに見つめる彼女は、
辛そうな顔で同じように参河を見つめる
彼の姿を捉えていた。

そうして彼に尋ねてみると、
彼は大きな秘密を彼女に打ち明けた。

あなただから話したいと思ったんです。

そう笑った彼は、
海外に留学していると言う
兄の話を聞かせてくれたのだ。
兄の墓の前で。

そう、兄は海外にいるのではなく、
すでにこの世を去っていた。

元々体が弱かった兄は、
病気の治療で学校に通えずにいたが、
治療の甲斐があり、
もう少しで完治…と言うところまで回復。
それを機に梵学園に戻ってきた。

長期間学校を休んでいた彼の兄は、
休みの日に久しぶりに学校へと訪れ、
そこで参河と出会った。
花壇の手入れを楽しそうにしている参河に、
一目惚れしてしまった兄は、
以来、参河に会いたくて
屋上の花壇への通いつめた。

参河の父は参河家の婿養子で、
その肩身の狭さに耐えられなかったのか、
他の女性を愛し、母を裏切った。
そうして参河の母は、
男への恨みを娘に聞かせて育てた事から、
男性が苦手になってしまった参河。

けれど彼の兄と出会ったことで、
彼女は恋の素晴らしさを知る事に。

所が、そんな幸せな日々は
長くは続かなかった。
兄の病気が再発し、悪化してしまったのだ。
再び治療に専念しなければ
ならなくなった兄は、
自分の体のことを分かっていたのだろう。
もう生きて彼女の元に帰れないならと、
彼女に憎まれる事を選んだのだ。

彼女は俺の事が本当に好きだから、
俺が死んだなんてしったら
きっと生きていけないだろうから。
だから、俺が死んでもそのことは
決して彼女にも誰にも知らせないでほしい。


それが兄の最後の願い。

だって悲しませないと約束したから。
彼女の父親みたいに、
彼女を裏切ることで悲しませないと。
ずっとそばにいると。

その想いになんら変わりはないのに、
ただ彼の病気がそれを許してくれなかった。
だから、悲しませない為にと、
わざと彼女にひどい事をした。

他に好きな奴ができて
君にはもう飽きてるけど、
それでも君が俺を好きなら、
相手をしてやってもいいよ
…と、
彼女に乱暴するフリまでして。

その後、兄は学校を去り、
表向きは海外に留学という事にして、
治療に専念するも、間も無くこの世を去った。

一方何も知らない参河は、
彼も父と同じように裏切った。
私を捨てたヒドイ男
…と彼の兄を憎んだ。
そうして彼女は苦手な男性を
今度は嫌いだと思うようになったのだ。
女を傷つける醜い生き物だから、
男なんていなくなってしまえばいい
…と。

そうして彼により
参河と彼の事情を知った彼女は、
私なら大切な人がこの世に居ないなんて、
そんな大事な事を
知らないままではいたくない
…と彼に伝え、
参河に本当の事を話すように勧めた。
けれど彼は彼で、
それが正しいと思いながらも、
大好きな兄の最後の願いを
叶えない訳にはいかないとも
思ってしまって居た。

そんな状況を変えたのが彼女だった。
参河の荒れる様子を見てられず、
自らの序列上位の参河に
数乱戦を挑んだのだ。

そうして彼に頼んだ。
私が勝ったら、
利保子先輩に本当の事を話してほしい
…と。

そうして参河の為にと戦う彼女は、
見事参河を破った。

そんな彼女の想いと、
その想いの強さに心を打たれた彼は、
参河を連れて兄の墓へ。
そうして兄の死を兄の想いを
参河へと伝えた。

その後、愛する人に裏切られた訳ではなく、
自分を悲しませたくないと言う想いから、
家族にまで嘘を強要した恋人の想いを
理解する事が出来たからだろうか?
男嫌いの棘のある印象はなくなり、
柔らかく慈愛に満ちた本来の参河に戻った。

そんないつも人の為に
戦って居た彼女だったのに、
自分の両親が理事長に殺された事を知り
変わってしまった。

自分の両親を殺した罪を認めさせたい!
そんな復讐心から戦おうと思ったから。
彼女の戦う理由は、
いつだって誰かを守る為だったのに。

その頃梵の神により、
数乱戦の終わりの日程が知らされ、
彼女に残された時間はあと1週間となった。
だから必死に稽古をした。
ただ復讐したい気持ちでいっぱいだったから。

そんな彼女を何度も心配してくれた彼。
けれど彼女は耳を貸さなかった。
そうして彼女が生徒会長
を倒そうとしている事を
耳にした玖折に数乱戦を挑まれた彼女は、
玖折と戦う事に。

序列2位の強さは伊達じゃなく、
苦戦を強いられた彼女。
けれど今までだって苦戦ばかりだったのだ。
けれどいつも勝ちたい、負けたくない、
守りたいと言う彼女の想いに
何かが応えるように、
体の奥底から力が湧き上がり、
強敵を倒してきた彼女。

所が今回ばかりはどんなピンチになっても
そんな力は湧いてこない。
いつもと同じように勝ちたいと
思っているのに。

彼女は復讐に囚われるあまり
気付いて居なかったのだ。
自分の戦う理由は
誰かを守る為で、
誰かに復讐する為ではないと言う事に。

そうしてもう負けてしまうと言う
絶体絶命のタイミングで、
またもや王子様が現れた。

そう、彼が彼女を救いにやってきたのだった。

あなたの想いを俺に預けてください。
俺はあなたの為に戦いますから。
あなたの為に会長を倒しますから。


何度も挑んでは負けて居た彼。
けれど彼は知って居た。
誰かのために戦う事の強さを。

彼女の想いと、彼女を守りたいとと言う想い。
更には彼女の育ての親に、
戦ぎの地へ自分はいけないから
彼女を頼む
…と託された想い。
そんな様々な想いを背負った彼は、
今までとは別人のように強かった。
圧倒的な強さの会長に何度斬り付けられても、
決して諦めず立ち上がり続け、
彼の勝利を信じる彼女の前で、
会長を倒したのだ。

彼のお陰で大事な事を思い出した彼女は、
もう復讐に囚われることはなかった。

その後、梵となった弐藤家は、
数家の序列をなくし、
同じ一族として協力出来るような
未来を目指すと言う。
戦で強さを示せ…と言う梵の神には、
団結した絆の強さを
見せつけてやりましょう!
…と言う彼。

これからは梵の弐藤家の元、
新しい数家のあり方が
見られるのかも知れない。

そうして互いに想いを伝えあった二人が、
新しい数家の未来へと
みんなを導いて行くのかも知れない。

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俺はあなたが好きです。
もし俺が王子様なら、
お姫様は間違いなくあなたを指名します!

2017年8月14日月曜日

数乱digit

200本目の乙女ゲーム。
オトメイトさん、イチカラムさんの
PSVita用ソフト。

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苗字に数字を持つ家、数家。
主人公の暮らす世界では、
その数家が大きな権力を握っていた。
彼らは自らの住む市を梵市とし、
そこに梵学園と言う名門校を作っていた。

彼女とは全く関係のなかった世界。

彼女は幼い頃に事故で両親を亡くし、
現在は父の友人である耶告が
彼女を引き取り育ててくれていた。
そんな耶告の転勤により、
梵学園に転校することになった彼女。

慣れない環境に戸惑う中、
突如彼女の左手の甲に
「零」の刻印が現れた事から、
更なるトラブルに巻き込まれる。
それが数家の間で行われる数乱戦。

300年前に行われたきり、
ずっと行われる事のなかったその争いは、
数家の序列を決めるためのものだった。
そして300年前に行われた
数乱戦で彼女の先祖である
零崎家はトップを取り梵となりたいがため
不正を行ったんだとか。
その行為が、梵の神の怒りに触れ、
彼女の家は絶滅されられた…とされていた。

そうして欠番となった「零」だったが、
唯一の生き残りの彼女が、
梵学園に現れた事で
零から玖までの全ての数字が揃った為、
300年ぶりに数乱戦が開催される事に。

数家についても、
自分が数家の一員てある事も、
更には数乱戦や刻印についても
まだ何も知らなかった彼女が、
巻き込まれる形で始まった数乱戦。

300年ぶりに数家の序列が入れ替わると、
意気込んで参戦するもの、
争いを好まず傍観するもの、
それぞれの家や個人の思惑が交錯する中、
巻き込まれた彼女の運命は?

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攻略キャラ
 ・壱園央助(cv.遊佐浩二さん)
 ・弐藤光(cv.西山宏太朗さん)
 ・肆形有比(cv.鈴木達央さん)
 ・陸平崇樹(cv.興津和幸さん)
 ・漆原景太郎(cv.前野智昭さん)
 ・玖折巡(cv.森田成一さん)

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弐藤光


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思った以上に楽しかったです。
本当は零崎家の絶滅に関して、
何かあるような気がしたので、
もっといろんなキャラを攻略して、
それについて確認したい気持ちも、
更には気になるキャラも沢山居るのですが、
あまりにも光くんが好み過ぎて。
本当にカッコよかったので、
もう彼一人で満足してしまった感じです(笑)

設定が複雑ではありましたが、
終わる頃までには、
私の読解力でも何とか理解出来ました!
そして理解するほどに、
面白くなって行った感じです。

キャラもみんな個性的で、
それぞれの家の思想なんかも、
キャラの皆さんの様子から伺えて
とても興味深かったです。

スチルも綺麗でしたし、
動きもあって良かったです。

声優さんも、みなさんキャラに合っていて
演技も素晴らしかったと思います。

戦いに関しても、
主人公の戦いへの姿勢が素晴らしく、
そう言う理由なら、むしろ戦うべきだ!
と思えたので、すんなり受け入れられました。

光くんだけの攻略の段階ではありますが、
泣ける要素もあって素敵でした。
更にはサブの彼の恋も、
とても可愛くて応援したくなりましたね。

それぞれの家が、数家と言うものに対し、
それぞれの考えを
持って居る様子が見えたので、
本当はもっと攻略したかったなと思います。
思いますが、光くんが魅力的過ぎたので、
そんな悔いを残しつつも、
二人目攻略しながらも、
確実に光くんに
心を奪われたままなのが予想出来るので、
終わりにしておこうと思います。

そう思えてしまうほど、
魅力的な光くんに出会えたことに
感謝の気持ちでいっぱいです。


オススメ度:★★★★
個人的満足度:★★★★

2017年8月12日土曜日

L.G.S ~新説 封神演義~/姫発

西岐に住む心優しい王子。
明るくて、ともすると
お調子者に見えてしまう彼は、
民ともとても仲がよく、
みなに慕われていた。

彼の両親もまた、とても優しい人達で、
例えば戦で両親を亡くした子があれば、
城に連れ帰り、自分たちの子供として
育ててしまうような人。

だから彼には沢山兄弟が居て、
それがとても幸せだという彼。

いつも相手と同じ目線に
立つ事の出来る彼は、
今の殷の国のあり方が許せなかった。
イタズラに民を苦しめている
殷の王が許せなかった。

そうして仙界から、
人の世に神が介入し、
起こったであろう事件を解決すべく、
封神計画なるものを遂行する為に、
西岐にやってきた太公望。
彼を軍師として、
仙人を交えた軍を編成し、
朝歌と戦う事に。

仙人達の協力により、
順調に軍を進めた西岐の軍は、
ついに殷の王を追い詰めた。

革命とは、玉座に座るものを
新しく王となるものが討つ事で、
初めて成り立つもの。
所が、姫発がいよいよ王を討つという所で、
人間であるハズの王が、
何者かにより、封神されてしまった。

それでも実質王が居ない状態の国で、
王に代わる者は彼しかいない。
そうして姫発は王になるものとして、
死の雨と呼ばれる
雨の被害にあっている朝歌の為、
復興を開始。

まもなく王位に就くという頃、
突然美雨と言う名の女性が現れ、
彼の婚約者を名乗る美雨は間者で、
美雨の行為により、
姫発は命の危険に晒されてしまった。

それは呪いの液体。
呪う相手にその液体がかかる事で、
それは体内で生命力を少しずつ奪い、
時間を掛けてじっくりと
命を奪って行くというもの。

彼を守る為に
護衛についていた彼女でしたが、
結局、彼にかばわれる形で、
目の前で彼がその呪いの
餌食になってしまった。

日々弱りゆく彼を見ながら、
なんとかしたいと考えた彼女は、
絶縁状態の父を頼って天界に行ったが、
あんなに娘を溺愛していた父に
門前払いをされてしまう。
困っていた所で、ジョカに
何かあればいつでも妾を訊ねるがよい」と、
言ってもらった事を思い出した。

ジョカが、朝歌に死の雨を降らせた張本人。
ジョカが殷の王を天界の宴に招き、
その時の彼の振る舞いに怒り、
ジョカの恋人のフクギが、
殷王を呪い、雨を降らせたのだ。
だから今、フクギは蛇の姿でジョカの傍に。

けれど、そこまで想い合う二人だからこそ、
彼女と姫発の互いを想う心に打たれ、
招待された宴では恋話で盛り上がるなど、
姫発の人柄のお陰が、
神である彼らと親しくなる事が出来た。

そうして何かあれば力になる
…と言ってくれのだ。

だからもうジョカにしか頼れなかった。

そうして相談した所、それは呪いであり、
彼の生命力を奪い、
ゆくゆくは死に至らしめる
と言われ、
彼を助けるには、仙人である
自分の力を注ぐ事しかないと教えられた。

所がその為に必要な力が
いかほどかは分からない。
それに魂を削る作業で
費やす魂の量も分からない。
ただ確実に、彼女が仙人で
妖怪である為に得ている長寿は、
どんどん短い寿命になるだろう…と。

教えられた通り、姫発に力を送る彼女。
初めこそ、それで効果が見られたものの、
次第にその効果が見えなくなり、
彼女も少しずつ
自分の力が弱まる事を感じていたある日、
呪いの液体を美雨に渡した妲己が現れた。

そうして彼により、与えられた最後の試練。
それは「死の雨を止ませる事」。
すなわち殷の王を殺せ…という事。

妲己は封神していた王を呼び出し、
姫発に会わせた。
所が、王は言葉を話せなくなっていた。
話そうとはするものの、声が出ない。

そうしてそんな王と向き合った姫発は、
もう自分の命も尽きそうだと感じながらも、
どうしても彼と話をしたいと思った。
それは新しく国を興す
自分の役目だと思った彼は、
辛い体に鞭をうち、彼に語りかけた。

王の何が間違っていて、
何が自分と違うのかを。
玉座は孤独で、
そこから自分を引きずり下ろしてくれる人を
待っていたという王に、
彼はそうではなかった
…という事を
丁寧に語る姫発。

すると、王は彼の言葉に心を打たれ、
涙を流し、
そうして言葉を発する事が
出来るようになった。

泣きながら王は訊ねた。
彼の作る新しい国と、
彼の王としての名前を。
国の名前は周で、
王としの名は武王です
」と応えた彼に、
最後に優しい笑顔で言った。
そなたならきっと
いい国を造るだろう
」と。

そうして彼は剣を持ちだして、
その剣で自害を。
けれど、突然その時に見慣れた光が。
そう、それは封神の時のあの光。

自害をした彼は封神の光となり、
消えてしまった。

それでも彼が自害した事で、
フクギの呪いは解けたのか、
朝歌に長く降り続いていた
雨はやんだのだ。

その後、力を使い果たした彼は、
そのまま倒れてしまい、
慌てて力を注ごうとする彼女。
けれど、彼の呪いが大きくなり、
彼女の力が弱まった今、
気を失っている彼の
意識を戻す事すら出来ない状態。

すると困っている彼女の元に、
妲己が歩み寄り、
力を貸してくれた。

彼は彼なりに姫発を認めていて、
姫発なら、本当の意味で綺麗な国を造れる、
綺麗な王様になるだろうから
…と。
そんな彼の造る国を見たいからと、
彼に力を注いでくれた妲己。

そうして妲己の強い力のお陰で、
姫発の体内からは
呪いが消え去った。

更に彼は、「姫発に力を
捧げてしまったから」という理由から、
彼女から妖怪の力だけを
抜き出してくれた。
ただ力を返して欲しいから
…なんて言いながら。

彼のお陰で、彼女の中から
妖怪の力は消え去った。
それは父の歪んだ愛により
与えられた忌まわしい力だった。

そうして自らの力の
核となる部分を失った彼女は、
これからは仙人ではあるものの、
もはや長寿ではない。
多分、その寿命は、人のそれと同等。

けれど、むしろそれが嬉しい。
だって、愛する人と同じ長さの時間の中で、
共に生きる事が出来るから。

そうして元気になった姫発に
改めて求婚された彼女は、
武王の后となった。

王になっても、昔のままの彼は、
時折仕事を抜けだしては、
視察して街へ繰り出す彼。
そんな時、結婚後の彼は、必ず后を伴って。

王になっても変わらぬ愛を彼女に注ぐ彼は、
変わらぬ愛情で民と接し続け、
これからも素敵な国の
素敵な王である事だろう。

優しく温かい王の傍らで、彼女もまた、
幸せな時を生きる事だろう。

2017年8月10日木曜日

L.G.S ~新説 封神演義~

紀元前十一世紀頃、
殷王朝の首都朝歌では
止まない雨が降り続いていた。

雨の原因は正確には分からない。
殷王朝の王が、神の一人であるジョカに
無礼を働いた事による
神の怒りなのだろうか?
ただ分かるのはこのままでは
殷王朝は滅んでしまうという事だけ。
だってもう10年も
雨が降り続いているのだから。

雨の影響で作物は大きく育つ事が出来ず、
食糧難に見舞われ、
そんな首都朝歌の腐敗は、
近隣諸国にまで深刻な影響を及ぼしていた。

そんな殷王朝では、
王の側近となった蘇妲己の企てにより、
王は悪政をしくようになり、
やがて朝歌は人が住めるような
土地ではなくなってしまった。

本来人ならざるものが
人の歴史に影響を与えることは
良しとされない。
殷王朝が蘇妲己達妖怪仙人の影響で
滅んでしまうのなら、
それを見過ごす事は出来ない。

そう判断した仙界は、
悪事を働く蘇妲己たちを封じようと、
封神計画が持ち上がった。

そうして天才仙人と名高い主人公は、
元始天尊から封神計画の補佐をするよう
密命をくだされたのだ。
果たして無事に蘇妲己たちを封印し、
殷王朝の滅びを止める事は出来るのだろうか?

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攻略キャラ
・玉鼎真人(cv.関俊彦さん)
・黄天化(cv.日野聡さん)
・太公望(cv.梶裕貴さん)
・姫発(cv.木村良平さん)
・蘇妲己(cv.諏訪部順一さん)

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姫発
・太公望☆

※攻略した順番に記載させて頂いております。
 ☆はお気に入りキャラ。


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S.Y.K同様、各章ごとに
OPやED更には予告まであるという、
アニメのような作り。
斬新で面白くはありますが、
正直12章、13章もあるので、
途中から辛く感じます。

OPやEDはボタン一つで飛ばせるのですが、
予告が○ボタンの連打になるので、
全部まとめて飛ばせるとか、
設定でそれらを
オフに出来る機能なんかもあれば、
そういうの好きな方は楽しむ、
苦手な方はオフにする
…とか選べていいのかな?なんて思いました。

いい感じに物語に気持ちが入って来た所で、
ぷつっと途切れさせられる感じで、
私にはちょっと苦手なシステムでした。

内容は面白かったです。

ヒロインの言葉使いとか、
ちょっとアレなので、
人によっては苦手かも知れませんが、
太公望や姫発、
師匠には敬語で接するので、
私が攻略させて頂いた二人に関しては
そんなに気にならずにプレイ出来ました。

一番の収穫は太公望が好みだった事。
この上なく好みで、
しばらく引きずりそうな程、素敵でした。
梶さんのお声や演技も
彼の雰囲気にとてもあっていて
最高でした。

他のキャストのみなさんも、
役柄にあっていて、みんな素敵でした。

攻略させて頂いた二人は、
どちらも好きなのですが、
やっぱり太公望が理想の軍師過ぎて、
一番好きです。
彼に出会わせてくれた素敵な作品に感謝です。
素敵な太公望をありがとうございました!


好きキャラ
 1.太公望
 2.姫発

オススメ度:★★★☆☆
個人的満足度:★★★★

2017年8月8日火曜日

薄桜鬼SSL/藤堂平助

吉野裕行さん演じる
藤堂平助のネタバレ感想です。


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去年までと同じ気持ちなら、
チョコを受け取る訳にはいかない。
いや、受け取る資格がないんだ。


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家が隣の幼馴染の彼と彼女。
1つ年上の彼が
高校生になったことをキッカケに、
その一年はあまり会わずに
過ごしたものの、
彼女が彼と同じ高校に
入った事をキッカケに、
また一緒に過ごすように。

元々男子校だった彼の学校。
彼女が入学する年から、
女子も受け入れる事に決まり、
幼馴染の彼女を
自分の学校に誘ったのは彼。

所がいざ入学してみると、
なんと合格した女子は彼女一人。
学園の中でたった一人の
女の子になってしまった彼女。
それでも1つ上の幼馴染の彼や、
彼の友人に助けられ、
また担任やクラスメイトにも親切にされ、
女子が一人と言う環境の中でも
楽しい高校生活を送っていた。

彼とは一緒に登下校したりと、
幼馴染として仲良く過ごしていた。

けれど彼の中では、
少しずつ彼女への
感情が変化していた。
男子ばかりの中に一人居る女の子。
だから嫌でも目立つ彼女。
そんな中で、
彼女を特別視する周りの様子に、
彼は気付いてしまったのかも知れない。
もう子供の頃とは違う気持ちなんだと。
彼女の事が
一人の女性として大事なんだと。

なのに彼女の態度は昔と変わらない。
彼の両親が留守で、
彼が家の鍵を失くした時も、
気軽に家に泊まれと言う彼女。
それは幼馴染の彼を
信頼してのことかも知れないけれど、
彼にしてみれば複雑だった。

オレはこんなにドキドキしてるのに。
男として見られてないのか?

…と。

そうして2月になった頃、
校内では唯一の女子である
彼女からチョコを欲しがる視線が。
そんな中、
彼女がチョコを渡したいのは、
毎年チョコを渡して居る幼馴染だけ。
だからいつものように訊ねてみた。

ねぇ、今年はどんなチョコがいい?と。

なのに彼の返答は、
去年までと同じ気持ちで
くれるチョコなら、
オレには貰う資格がないから
受け取れない
…と。

悩んでしまった彼女に、
担任の原田が助言してくれた。
仮に平助に大切な人が出来て、
それを祝福出来るのなら
それは友情の好きだ
…と。

想像したら胸が苦しい。
彼の隣に他の誰かが居るなんて。

そうして彼への想いを確認した彼女は、
チョコの持ち込みを禁ずべく、
風紀委員の双子の兄が
決めた持ち物検査を
なんとか乗り切り
敢えて学校で
彼にチョコを渡す事を決意。

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…の後に、おそらくチョコを渡し、
ハッピーエンドになるはずが、
5種類のミニゲームを
クリアしなければならず、攻略断念(笑)
難しすぎました、ミニゲーム(笑)

2017年8月6日日曜日

薄桜鬼SSL

199本目の乙女ゲーム。
オトメイトさんのPSVita用ソフト。

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主人公は
今年から女子も入学可能となった
薄桜学園に通う女の子。

中学3年の時に、
進路に悩んでいた所、
隣に住んでいる幼馴染の男の子に誘われ、
学費も安かった事から
受験を決意した彼女。

所が入学してビックリ。
なんと女子は彼女一人だったのだ。

男子ばかりの学校ではあったものの
幼馴染やその友人に気にかけられ、
クラスメイトにも親切にされ、
先生達も一人の女子の彼女を気遣い
…という環境で、
高校生活を満喫している彼女。

一年を通して行われる
様々な行事の中、
仲間たちと共に過ごし、
いつしか彼らと絆を深める事に。
そうして彼女が結ばれたのは…。

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攻略キャラ
 ・土方歳三(cv.三木眞一郎さん)
 ・沖田総司(cv.森久保祥太郎さん)
 ・斎藤一(cv.鳥海浩輔さん)
 ・藤堂平助(cv.吉野裕行さん)
 ・原田左之助(cv.遊佐浩二さん)
 ・風間千景(cv.津田健次郎さん)
 ・永倉新八(cv.坪井智浩さん)
 ・山南敬助(cv.飛田展男さん)
 ・山崎烝(cv.鈴木貴征さん)
 ・南雲薫(cv.伊東葉純さん)

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藤堂平助


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久しぶりに薄桜鬼の皆さんに会えて、
とても楽しかったです。

今回は学園モノという事で、
命の危険もなく。
ただただ彼らとワイワイ出来た事が、
何より楽しかったです。

プールの時の沖田さんのメールとか、
全員に違う文章で、
どう書いたら相手が食いつくかを
熟知した感じが素晴らしかったのが
大変印象に残りました(笑)

レビューで見たとおり、
ミニゲームが難しく、
特に最後の連続5つのミニゲーム
…というのが出来なくて。
結局ENDにたどり着けなかった事が
残念です。

ミニゲームの内容があのままでもいいので、
何か苦手な人用に救済措置もあると
尚良かったかな?と思います。

せっかく彼らとの学園生活を
楽しんでいただけに、
ミニゲームに関しては残念でしたね。

それ以外は、
内容の長さの割にスチルも多く、
制服姿の彼らも素敵で
最高でした!


オススメ度:★★★☆☆
個人的満足度:★★★★

2017年8月4日金曜日

アンジェリーク ルトゥール/ランディ

神奈延年さん演じる
ランディのネタバレ感想です。


-----☆★☆-----


気づいたら考えてたんだ。
どうしたら君がこっちを向いてくれるか、
君が笑ってくれるのかって。


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彼は風の守護聖。
女王を尊敬し、真っ直ぐに仕える人。
明るくて思い立ったら即行動タイプ。

時期女王を選ぶにあたり、
選定試験が行われる事となり、
ロザリアと争う形で参加した彼女とは、
試験を通じて出会った。

ベテランの守護聖が
いつも忙しそうにしているのを見て、
手伝いたいと思いつつも、
自分が手伝う事が
彼らの邪魔になるのでは?
と考え動けなかった彼。
けれど、猫を助けた時に、
ランディ様だから
とっさに動けたんだと思います。
お陰でこの子が助かりました。

…と言われた事を機に、
思い立ったら即行動な自分らしく、
まずは動いてみようと決断出来た。

そうして彼なりに
守護聖の仕事を頑張り出した頃、
いつも親しくしていた彼女は、
その心に彼への想いを抱いていて。
それをどうしても
伝えたくなってしまった。
ランディ様も同じ想いならいいのに…と。

けれど彼女には使命があった。
時期女王となり、
宇宙を統べると言う使命が。
その重要性は十分承知しているものの、
芽吹いた想いは止められず
彼に気持ちを告げた時、
女王はになれなくなるよ?
と確認されても尚、
互いの想いを止められない二人は、
そうして結ばれた。

その後彼女は試験を下り、
ロザリアが時期女王に。
ロザリアはともに試験を戦った彼女を
自らの補佐に任命。
彼女は現在補佐として活躍している。
愛する彼とともに過ごしながら。