2017年3月27日月曜日

AMNESIA LATER X CROWD V Edition/イッキ(LATER After Story)

谷山紀章さん演じるイッキのネタバレ感想です。

※引っ越しに際し、加筆修正を試みましたが、
 元の文が残念過ぎて、
 結局読みづらく伝わりづらい仕上がりで
 申し訳ありません。


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君と出会った三年前から、
僕の願いは一つだけ。
君とずっと一緒に居られますように…。


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女の子にモテますように。
小さい頃そんな事を願ってから、
ずっと彼の目を見ると女の子が騒ぎ出し、
彼を好きになってしまう。

そんな騒がしい日々の中、
女性との付き合いも軽く見るようになり、
三ヶ月交代で
順番に告白して来た女の子と付き合う
…なんて事もしていた彼。

けれど、彼女との出会いが彼を救った。
今ではFCは解散し、
そっと彼を見守ってくれる存在に。

そうして彼女と暮らし始めた彼は、
彼女には内緒にしていた事が。
それは解散したハズのFCの子が
彼に直接電話を掛けて来たり、
まだ完全にその活動が
落ち着いた訳でもはく、
自分へ向けられる好意も
変わらずという、
表向きだけ解散という状態だという事。

それでも一緒に暮らし始めた彼女に
心配を掛けたくなくて、
ただ一人それを背負い込む彼。

夜共に寝るときに、
彼はいつも彼女に愛を囁く。
ねぇ、言ってよ。一緒に寝たいって
毎晩毎晩そう囁く彼。

勿論彼女だって、彼が好きで、
少しでも彼の傍に居たいから、
一緒に寝たいと言いたい気持ちはあるけれど、
その半面、怖い気持ちも。
そんな風に言ってしまったら、
一緒に居るだけでもドキドキするのに、
どこまでも翻弄されてしまう気がしたから。

そうして迎えた彼のゼミの合宿の日。
バイトを終えて帰宅しようとした彼女の元に、
FCの女の子達が現れた。

決して意地悪をしに来た訳ではないものの、
強引とも言える誘いに、
困っていた所にリカが。

彼女に助けられ、
今FCがどうなっているのか?
…などを彼女に聞かせてくれた。
いつも大変な思いをしている
彼の負担を、少しでも軽くしたいと
考えてリカが作ったFCは、
確かにやり方に少し間違っていた所は
あったかも知れないけれど、
彼の負担を軽くしていたのも事実。

そうして彼女が知らない苦労までも
知っているリカを、少し羨ましくも思い、
自分ももっと
彼の助けになりたいと思った彼女。

彼のゼミが終わった日、
二次会的な飲み会に誘われた彼は、
彼女も来るかもよ?
と言ったFCの女の子の言葉に、参加。
一方彼女も彼が来るからと、
誘われて居たが、
心配を掛ける事になるだろうと断っていた。

彼の参加理由は彼女のため。
彼女が誘われたりする事を心配して、
そんな事をしないで欲しいと、
FCの子たちに直接話をする為。

その後、リカの協力もあり、
彼女と仲良くなる事で、
彼に会えるようにすると
そんな作戦を考えていた一部のメンバーは、
その考えを改めてくれるように。

また彼女の父も、
彼との暮らしを快く思っておらず、
再度自分たちと暮すようにと言ってきが、
その時も彼が父と話をしてくれた。
彼女に対する自分の気持ちは本物で、
彼女が大学を出たら、
結婚しようと考えている
…と。

そんなまっすぐな想いと、
彼の決意に心を打たれた父は、
娘を彼に託す事に。

そうして彼女の卒業後、
満天の星空の下、夜の結婚式。
彼の目の事があるからか、
式の参列者いない、
新郎と新婦二人きりの結婚式。

美しい星空の元、
流れた星に二人で願いを。
彼女の願いは
イッキさんの目が治りますように」。
それは彼と出会ってから、いつも願ってきた事。
だって、そうする事で、
彼の暮らしが平穏なものになるハズだから。

一方彼もまた昔は同じ事を願っていた。
けれど、三年前彼女と出会ったあの日から、
彼の願いは変わっていた。

だって、もう平穏な生活は手に入れているから。
彼女という存在が、
自分を癒やし、穏やかな時間をくれるから。

だから彼は願う。
ずっと彼女が自分と共にあるように…と。

そうして彼女にも
ねぇ、君も僕と一緒に居られるようにって願って
と囁く彼。

重なった2つの願い。
これからも二人は互いに支えあい、
寄り添い合って、
その願いを叶えて行く事でしょう。