2017年3月2日木曜日

神々の悪戯/戸塚尊

豊永利行さん演じる戸塚尊さんのネタバレ感想です。


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おまえが居てくれたからおれは、
諦めずにここまで来る事が出来たんだ。

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悪気があった訳じゃない。
故意で起きた訳でもない。
ただの事故だった。

けれど、その事故で
結果高天原の女神が命を落とした。
多分それは、彼のせいかも知れない。

おれが女神を殺したんだ。

そう自覚している彼は、
神々に償いたいと子供ながらも告げたのに。
誰もそれに取り合う事はなく、
乱暴者だ、あいつが居ると迷惑する…と、
彼の居場所を奪った。

そんな過去があるのに。
あの時とても悔いていたのに。

彼はまた繰り返した。
彼女が山道で
足を踏み外し落ちそうになった時、
助けなければ!と気持ちが逸り、
神化した彼は力の加減ができず、
彼女を助けたものの、骨折させてしまった。

人は弱くて脆い生き物。
ちゃんと頭では理解していたそれを、
あの時は必死で、失念してしまったから。

箱庭での神の力の使用を禁ずる。
ゼウスの決めた規則の1つ。

不可抗力ではあったものの、
その規則を破った彼は謹慎、
彼と彼女の所属する剣道部箱庭廃部に。

だから嫌なんだ。
えらい神ってのは、みんなこうだ。
勝手に決め付けて、
こっちの話を聞こうともしねぇ。


そうして彼はいつもの通り、
今回の事も人のせいに。
自分が悪いんじゃない。
自分を理解してくれない奴らが悪いんだ…と。

けれど、それは間違っている。
だから、同じことを繰り返すんだ…と、
彼女が全力で教えてくれた。
何度も何度も諦めずに。

そんな彼女のお陰で、
彼はゼウスの提示する試練を乗り越え、
再び学園に戻り、
無事に卒業を迎えるまでに成長。

弱いと思っていた人間だったけれど、
彼女を通して、
人間の中にある強さを知る事が出来た。

彼女はと言えば、
トト様より彼の世界に行けると聞き、
元の世界を捨て、愛する人の元へ。

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何を書いても長い文章になってしまうのに、
これはビックリするくらい
短くまとまりました。
…というか、短すぎて、
どんな内容だったのかが、
読んで下さった方に伝わるのか心配な程(笑)

尊さんも素敵だったので、
もう少し分かりやすく
内容をお伝えしたかったのですが、
メモを失くしてしまい、
覚えている事だけで書いたら、
残念な結果に(笑)

続編をプレイする時には、
もう少し彼の良さが伝わるように、
しっかり書かせて頂きたいと思います。