2017年3月15日水曜日

帝国海軍恋慕情/深山峻晴

斉藤壮馬さん演じる
深山峻晴さんのネタバレ感想です。


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俺は融通が利かないから、
君の自由さは
時に俺の背中を押してくれる。


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俺がまだ海軍に入ったばかりの頃、
弟とはそれなりに仲が良くて、
よく諜報活動で世話になっている
女給の居るパーラーへ、
2人で行ったりもした。

所が弟が一高へ入る頃からだろうか、
俺たちの仲は以前のようには行かなくなり、
家に滅多に戻らない弟は、
たまに戻ると過激な発言ばかり。
気づくと家族らしい会話が
出来なくなっていた。

そんなある日、
彼女との諜報活動中に爆弾を発見した俺は、
彼女の似顔絵から、
その場に居た青年が弟である事を知り驚愕。
学生活動をしている様子はあったものの、
まさか爆弾を仕掛けるような
過激な行動に出るとは思わなかったから。

そうして弟を始めとする学生が捕まり、
彼らは田崎と言うロシヤ側の
諜報員らしき人物に、
洗脳されている事が判明。
洗脳中の弟とは、色々とあったものの、
彼女が弟の洗脳を解き、
俺の言葉に耳を傾ける
きっかけをくれたお陰で、
こちらの田崎探しに力を貸してくれる事に。

彼女のお陰で
弟と向き合い話し合う事が出来き、
母が俺に家督を継がせないために、
弟に色々と吹き込んでいた事が分かったものの、
血のつながりのない自分を
育ててくれた事に感謝こそすれ、
恨む気持ちはなかった。

そうして学生たちによる
一連の騒動は終結し、
その騒動の中で俺を支えてくれた
彼女への気持ちが確かなものとなった。

その後日露戦争が開戦し、
俺は希望通り最前線へ。
彼女は北海道へと配属。
互いに違う場所にありながらも、
心は1つである事を感じながら迎えた終戦。

もう彼女なしでは生きられないと感じた俺は、
再会した彼女へ求婚し、
生涯共にある事を誓ったんだ。

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これから先の人生も、
君が側に居てくれれば、
きっとどんなことでも
乗り越えて行けるはずだから。



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少し前に書かせて頂いたものなので、
手を加えようと思ったのに。
短すぎて手を加えようなありませんでした(笑)

なんでこんなにあっさりなのか?
というと、実際に
あっさりした作りだったからかと(笑)

それでも感動もしましたし、
峻晴さん、物凄い好みでした。