2017年4月14日金曜日

黄昏時~怪談ロマンス~/飛浦萌葱

吉野裕行さん演じる
飛浦萌葱のネタバレ感想です。


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その人の事をずっと見ていれば、
どんな人なのか分かる。

それはまだ人間だった頃の
あなたが教えてくれた言葉。
だから私は観察が
趣味のようになったのです。
どんな人なのかもっと知りたくて。

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初めは密が気に入っているから、
どんな人間なのだろう?
と言う興味だけだった。
それがあの言葉を貰った事から、
それに従い観察しているうちに、
次第に気になる存在に。

そうして密の手により妖怪となった彼女。

あなたがいずれこちら側に来た時に。

かつて、そう話した事が現実となった。

人間だった彼女に、
妖怪だと告げなかった事から、
自分が妖怪だと知れた後の
態度の変化が面白くなかった。

私は危ない男だから、
警戒されるのは理解出来る。
けれど、つい先ほどまで
親しげに言葉を交わしていたのに、
妖怪だと分かった途端、
態度が変わった事が腹立たしい。
私を私として見ていない証拠。
あなたが言った言葉なのに。
よく見ていればどんな人か分かると。

だから、今度は良く見て欲しかった。
他の誰も映さなくていい。
私だけを見て欲しかった。

そうして付き合って欲しいと
執拗につきまとい、
次第に強引な私の行動にも
拒絶の態度を示さなくなり、
慣れた…とあなたは言うけれど、
きっとそれは絆されたのでしょう。

最終的には、私があなたに
つきまとっている事を快く思わない密に、
あなたが襲われたのを助けた事で、恋人に。

少しずつ近づいたあなたの瞳には、
私が、私だけが映っていた。

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私と以前出会っていたことも、
密に妖怪にされたことも、
全部思い出さなくていい。

ずっとそうしてその瞳に、
私だけを映していて下さい。
私がたっぷりとあなたを
愛して差し上げますから。


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ざっくりしすぎて、
今自分で読み返しても、
果たしてどんな内容だったのか?
と思わず首をかしげてしまう内容(笑)

なんか色々ごめんなさい。