2017年5月5日金曜日

Dance with Devils/鈎貫レム/アクマ

斉藤壮馬さん演じる
鈎貫レムのアクマルートのネタバレ感想です。


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彼女は容れ物などではない。
私のたった一人の大切な女性だ!


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彼女の誕生日。
それはグリモワールが覚醒する日、
かならずヴァンパイア達は
彼女を狙って来る。

そう警戒していた彼と彼女の兄。

そして捕らえられた
彼女の母の居場所が判明し、
グリモワールが覚醒する前に
助けださないと、
命が危険に晒される事から、
彼女を屋敷に残し、二人は母親の救出に。

ヴァンパイアの王は魔界だったので、
根城に居たヴァンパイアを倒し、母を奪還。

けれど、その頃屋敷では
予想外の出来事が起こっていた。

留守である彼の姿を模した彼の父親が、
なんとしてもグリモワールを手に入れようと、
彼女に近づいたのです。
彼女の愛する彼になりすまして。

魔力を使われてしまった為、
最初こそ違和感を感じていたものの、
すっかり彼だと信じた彼女。

所が一夜明けて再び彼と対面した時、
その発せられる言葉に
また違和感を感じカマをかけた所、
偽物だと気付いた彼女。

正体がバレたその頃、
母親を奪還した二人は屋敷に戻るも、
魔力の結界が張られて入る事が叶わない。

それでも父が
彼女を狙っている事を知った彼は、
その強い結界すら破り、中へ。

けれど父の方が一枚上手で、
そのまま魔界へとさらわれてしまう彼女。
更に、彼が追ってくる事を想定し、
生徒会活動を共にしていた
アクマ三人を呼んだ父は、
彼らに自分の息子を殺すよう命じた。

力が絶対のアクマの世界。
一番の力を持つアーロンド家当主に
逆らえる者は居ない。
そうして三人は彼とと戦う事に。

強い彼ではあるものの、
一対三では分が悪い。
さらには毒矢を射られ、動きを奪われる。
それでも彼は立ち上がった。
どうしても愛する彼女を救いたくて。

そんな想いで仲間達との戦いに勝利した彼は、
ボロボロの姿で彼女の元へ。

魔界で一番強い父。
それでも負ける訳にはいかない。
だって愛する人を
救う戦いなのだから。

そうして何度も負けそうになりながらも、
愛する人を守りたい想いで
ついに父を倒した彼は、
その後父から、当主の座を譲られた。

彼女は無事に誕生日を過ぎ、
グリモワールは消滅。
父が前魔王であった彼女の中には、
半分アクマの血が流れているものの、
グリモワールがなくなった今は
普通の人間のよう。

そして彼はと言えば、
父に当主の座を譲り受け、
目的のグリモワールもなくなった今、
人間界に留まる理由もなくなってしまった。
当主の代替わりは狙われやすい事もあり、
近々魔界に戻る事に。

だから彼女に拒まれようと攫う決意をした。
だって、彼女を
もう手放す事なんて出来ないから。
いつも信じてそばで支えて欲しいから。

たとえ、自分のその願いが、
彼女を家族と引き離す事になったとしても、
それだけは譲れなかった。

そんな想いを彼女に告げ、
魔界に来て欲しいと話すと、
すんなりと承諾してくれた彼女。

彼女も同じ。
家族と離れるのは寂しいけれど、
彼と離れるなんて出来なかったから。

その後、魔界で暮らし始めた二人は、
正式に結婚する事に。

これはアクマの契約。
魂が縛られて、
永遠に離れる事が叶わない。

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でも大丈夫。
だって、あなたから離れたいなんて、
これから先も絶対に
思うハズなんてないのだから。